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「Rethink」のすすめ。~アンカンミンカン富所哲平~

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コロナ感染症、気候変動、ウクライナ問題、WEB3.0にメタバース…。コントロールのきかないところでいろんなことが起こっています。文字通り、世界はつながっているから、良くも悪くも、私たちの日常のルールは知らぬ間に塗り替えられていく。去年までの当たり前は容赦なく奪われるし、昨日までの常識が有無を言わせずに通じなくなる。

そんな世界でも、変わらないものと、変えなきゃいけないもの。

そういった取捨選択の一つ一つを間違えないようにするためには、一人ひとりの「Rethink」が大切だと、僕は考えています。

急にやってきたのでビックリはしましたが、いずれくるだろうと言われていた世界。この世界がやってきて、なんだかんだでもう3年が経とうとしているので、いい加減、私たちは対応していかなくてはなりません。

どうやら社会は変わりました。「資源が無限にあると考えられていた大量生産・大量消費の社会」から「有限の資源を分かち合う社会」に。

歴史の教科書に学ぶなら、江戸から明治に変わった頃がそう。頭にちょんまげを結って、腰に刀を差して、武士だけが肩で風を切っていた社会から、ちょんまげがざんぎり頭に変わり、袴はスーツに変わって、笑顔で老若男女が町を歩くようになった。

社会が変わったタイミングで起こること。それは、これまでの常識が常識じゃなくなり、これまでの当たり前が当り前じゃなくなるってこと。

だから「Rethink」しなきゃいけない。一人ひとりが、一つ一つを、考え直さなきゃいけない。自分で考えて、自分で決める。これまでの当たり前の日常は、放っておいてもあり続ける当たり前じゃなくなったし、なんだったら最初から当たり前でも何でもなくて、多くの犠牲の上でたまたま成り立っていただけでした。

大事なことは、まず「知ること」。変わりましょう。変わることにウキウキを感じましょう。変わることが怖いのは、変わることがストレスなのは、狩猟民族の頃のDNAの影響です。初めて目にするものから距離を取ることが、そのまま生存率につながったあの時代のDNAが影響を及ぼしているに過ぎません。

一つ一つに「なんで?」の疑問をもって、つながりを可視化・共有して、知らないことを知ることを「学び」と定義する。そこから考え方や行動を変えていくことを「成長」と定義する。そうして未来に”ときをつなぐ”こと。

未来はいつだって挑戦の先にあるもので、止まった瞬間に消えてなくなるもの。

なかなかエキサイティングな時代に生きられていることに、僕はワクワクするようにしています。



SDGs芸人 富所哲平
経歴:
群馬県みどり市出身、桐生高等学校、国立千葉大学法経学部卒業。
■吉本興業所属のお笑いコンビ、アンカンミンカンのツッコミ担当。
東京NSC12期生。よしもと群馬県住みます芸人。
あなたの街に住みますプロジェクトの企画により、群馬県の住みます芸人として、2011年5月に東京から地元である群馬県に拠点を移し、大学での講義や地域の清掃活動等を通じて、郷土群馬を盛り上げるべく精力的に活動中。
■ぐんま特使。みどり市観光大使。環境カウンセラー。レクリエーション介護士。

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